IT業界、あるいはエンジニアは、IT化の進む日本においては花形と言える職業だが、その内情には様々な苦労がある。人材不足や、それに伴う長時間労働、休日出勤など、決して楽な仕事ではないのだ。
だが、そんな仕事を続けている人がいるのには、収入が良い、ということもさることながら、それに負けるとも劣らないやりがいがあるというのが大きいだろう。ではエンジニアの方々は、どのような時にやりがいを感じるのだろうか。

まず、エンジニアの仕事はチームワークであることが多いので、チームで大きなプロジェクトを達成した時にはやりがいを感じるものだ。チームスポーツでの勝利の達成感に近いものがあるだろう。
もちろんそのプロジェクトの中で、自分が受け持った仕事をミスなくこなし、プロジェクトの成功に貢献できたという点にもやりがいを感じることができる。エンジニアの主業務の一つであるプログラミングは、とても専門的な作業でありながら、一文字の間違いも許されない繊細な作業でもある。それを一回でミスなく成功させることができたときは、難しいパズルを作り終えた時のような達成感を得ることができるだろう。
これらはあくまで作業中の達成感になるが、そもそもエンジニアの作るシステムなどは、クライアントからの依頼で作ることがほとんどだ。そのため、クライアントに納品した後の感謝の言葉であったり、自分の作ったシステムが製品に使われ、たくさんの人の役に立っていることなどを知った時などは、最高の達成感を得ることができるだろう。
苦労はあるが、それに見合ったものも必ず手に入るのが、エンジニアという職業なのである。